はじめに
会社では3年半ほど前から、プライベートでは1年ほど前からMacユーザなので、
Homebrewには日頃から大変お世話になっています。
その割には今ひとつ理解せず使っている状態なので、いろいろ調べてみました。
Homebrewとは
MacOS用のパッケージマネージャーです。
ホームブルー、もしくはホームブリューと読みます。(私はホームブリュー派)
Linuxのrpmやyumと同じです。
OS | パッケージマネージャー名 |
---|---|
MacOS | Homebrew |
Linux | rpm/yumなど |
Windows | PackageManagement |
言語だと、npmやgemあたりが有名でしょうか。
言語 | パッケージマネージャー名 |
---|---|
Node.js | npm、yarn |
Ruby | gem |
Python | pip |
Homebrewの使い方
Homebrewのインストール
XCodeが入っていれば、ターミナルに下記のコマンドを貼り付けるだけでOKです。
Githubからcurlを使って落とせます。
Homebrewはrubyで書かれているので、rubyコマンドを使用します。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
パッケージのインストール
基本のコマンドは「brew」です。
brew install (パッケージ名)
※パッケージ名をHomebrewではformulaと呼びます。(厳密には手順書のことのようですが…)
パッケージの検索
公式のformulaであれば下記で検索できます。
brew search (検索したい文字列)
※formulaのインストール先をkegと呼びます。
keg群のインストール先をCellarと呼びます。
/で囲むと、正規表現で検索できるようです。
brew search /(検索したい文字列 ※正規表現可)/
インストールされたformulaの一覧を表示
-vをつけるとformulaのバージョン情報も表示されます。
brew list -v
Homebrewとformulaの情報を更新 ※formulaの更新ではない
紛らわしいのですが、updateではformulaは更新されません。
brew update
formulaを最新に更新
指定のformulaのみ更新したい場合は、後ろにformula名を続けます。
brew upgrade
公式以外のformula
Homebrewには、公式以外のformulaをインストールする機能も兼ね備えています。
Githubなどからインストールし、利用することができます。
brew tap (ユーザー名)/(リポジトリ名)
このコマンドを実行すると、Githubの公開リポジトリからインストールすることができます。
Github以外のリポジトリからは、下記のコマンドでインストールできます。
brew tap (URL ※HTTP/HTTPS)
tapを使用してインストールしたformulaは下記コマンドで確認できます。
brew tap
終わりに
実はこの記事は brew install
brew update
brew upgrade
の違いを明確にしたくて書いたのですが、
調べ始めたらそもそも理解していなかったformulaとかkegとかCellarとか、
いろいろな用語が出てきて奥深さを感じました。
(そして、install/update/upgradeの違いはそこまで明確になっていないという笑)
いままでパッケージ管理システムについて特別調べたことがなかったので、いい経験にはなりました。
引き続きこのように、当たり前に使っているものも調べて記事にしてみたいと思います!