はじめに
この半年間は、今更ではありますが会社の外で学んだ半年間でした。
本を読んだり、勉強会に行ったり…。
だからどうした?と言われるとそれまでなのですが、
私の中ではエンジニアとしての意識がステップアップした半年だったと思います。
今後も続けていくぞという覚悟の気持ちも込めて、
上半期に読んだ本をこちらの記事でまとめておきます。
読んだ本
カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
たった1人で、自分自身と、チームと、チームの外(ステークホルダー等)を変えていく物語。
スクラムの実践本なので、ストーリーと解説との2部構成で各章が構成されており、非常に読みやすいです。
会社でいろいろと改革を起こそうとして、心が折れそうになったときに読むといいかもしれません。
心が折れないのが一番良いですが…。
アジャイルサムライ−達人開発者への道−
私が一番スクラムを学べた本です。(読んだタイミングもありますが笑)
こちらも、図が多く易しい語り口なので非常に読みやすい本です。
カイゼン・ジャーニーやSCRUM BOOT CAMPよりは教科書的です。
スクラムをやるときにチームのそばにポンッと置いておきたい。
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
漫画で書かれていてこちらもかなり読みやすい本。
あえて記載のない項目(レトロスペクティブ等)があるのですが、
とにかくスクラムが難しそうで嫌だ!というチームだった場合はこちらをパラパラっと見てもらうといいかもしれません。
うちのチームではこちらの本が1回流行りましたが、個人的にはやや偏りがある印象でした。
アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント
こちらは、今までの本と比べるとやや硬い語り口です。
リクルート、楽天、富士通の例が載っているところは興味深いかも。
Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門 (CodeZine BOOKS)
突然色の違う本ですが…。
AWSを使うことになったのに全く知らなかったので読んでみました。
その名の通り入門書なので非常に部分的な内容しかありませんが、
その分だけ細かく、易しく書いてあって助かりました。
スクラム現場ガイド -スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本-
こちらはスクラムの実践本で、カイゼンジャーニーと同じように物語とモデル、成功の鍵の3部構成で章が構成されています。
スクラムをこれから始めようという人にはそこまでお勧めできませんが、
今まさに実践中の人にはおすすめの1冊。
総評
キーワードは一貫して「スクラム」でした。
4月に業務でスクラムマスターを担うことになり、
聞いたことはもちろんあるけど実際スクラムってどうやるの?と調べまくり、本を読み…。
7ヶ月目に入りますが、まだスクラムで現状を把握して改善するイテレーションを上手に回せてはいない状態ですが、
スクラムってどういうことなの?何をやるの?に関しては、答えられるようになったと思います。
あとは、AWSを使い始めたのでその入門書を1冊。
新米プログラマ〜という冠がついているだけに、非常にわかりやすかったので入門者にはおすすめです。
おすすめを1冊選ぶなら
難しいところですが、1冊選ぶなら スクラム現場ガイド -スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本- です。
スクラムを導入して直面する様々な問題にどうやって対処すればよいのか?を教えてくれる本で、
悩めるスクラムマスターにはぜひ読んでほしい1冊です。
個人的には、プロダクトバックログの並び順をステークホルダー全員で決める方法がすごく興味深かったです。
実際はそんなにうまくいかないかもしれないけど、機会があればチャレンジしてみたいなと思いました。
終わりに
結構勉強したつもりでしたが、読んだ本としてはたったの6冊でした。
意識が高まり始めたのが4月だったので、
1〜3月に全く本を読んでいなかったのが敗因でしょうか…。
下期も、少なくとも上期と同じ程度は本を読むつもりです。
とりあえずは1冊、こちらは読み終わりました。
1から設計してシステムを作りたくなりました。笑